デスカフェは、生をふり返り、新たな縁を紡ぎ、互いの存在を認めあう契機となる。『デスカフェ・ガイド』で、死生観の醸成と新たなコミュニティの構築が、いま加速する。
あなたは、死についてどのような考えをお持ちでしょうか?
図1のいずれかにあてはまるようでしたら、デスカフェは、あなたにとって「役に立つツール」となるでしょう。
また、図2の方も、今はまだ死はあまり関係のない出来ごとと思われているかもしれませんが、いずれ身近な課題になるかもしれません。その時のために、デスカフェという試みが行われていることを知っておいていただければ幸いです。
《目次》
はじめに
第1章 デスカフェとはどんなところか
1●デスカフェとはどんなところか
2●デスカフェの始まりと広まり
3●デスカフェの場所
4●デスカフェの人
5●デスカフェで語られる内容
6●デスカフェのタイプ
コラム1●「人生会議とデスカフェ」
第2章 デスカフェ開催にあたって
1●なぜデスカフェが求められているのか
2●デスカフェガイドラインとファシリテーターの役割
3●デスカフェの名称
4●開催の目的は?
コラム2●「死はどこからやってくる? 図を活用してみませんか」
第3章 デスカフェでどんなことを行うのか
1●死に関するカフェトーク
2●グリーフケア
3●死に関するワークショップ
4●生と死の学びと探求
5●コミュニティ作り
コラム3●「共生社会を作るコミュニティツールとしてのデスカフェ」
第4章 デスカフェの事例紹介
1●京都 ワカゾーDeathカフェ(僧侶が実践、お寺のデスカフェ)
2●青森 sanshien de café(社会福祉法人が営むデスカフェ)
3●栃木 Café Mortel(看護師が主催するデスカフェ)
4●東京 デス・カフェ@東京(精神保健福祉士が主催者のデスカフェ)
5●神奈川 デスカフェ~死をめぐる対話~(図書館司書・読書会の主催者のデスカフェ)
6●東京 マザーリーフ・デスカフェ(葬儀社のデスカフェ)
第5章 デスカフェサミット
1●デスカフェオンラインサミット DeathCafeWeek2020ができるまで
2●私と、デスカフェと、これから 〜デスカフェサミットに参加したデスカフェ主催者から〜
第6章 デスカフェとわたしたちの時代
1●死について話したい4つの理由
2●私たちの時代の死と看取りのデータ
3●[特別寄稿]死の考現学と看取りのドゥーラ
【参考記事】 東洋経済オンライン」2020年7月25日掲載
「死を語るカフェ」に吸い寄せられる人々の事情 全国に広がる「デスカフェ」のネットワーク」
デスカフェ開催者の選んだ、死を考えるための本50冊
終わりに
《編著&共同執筆者》
執筆代表・企画
吉川 直人(京都女子大学 家政学部生活福祉学科 助教)
執筆&編集
萩原真由美(桜美林大学老年学総合研究所連携研究員・社会保険出版社顧問)
共同執筆
小口 千英(デスカフェCafé Mortel主催・看護師)
小平知賀子(マザーリーフ・デスカフェ主催・(有)ライフネット東京代表取締役)
高橋 進一(デスカフェsanshien de café運営・社会福祉法人中央福祉会 法人本部看護師長 兼 特別養護老人ホーム三思園看護主任)
田中 肇(対話カフェ Tokyo〜Yokohama主催・図書館司書)
霍野 廣由(ワカゾーDeathカフェ運営・浄土真宗本願寺派覚円寺副住職)
中藤 崇(デス・カフェ@東京主催・精神保健福祉士)
藤井 一葉(ワカゾーDeathカフェ運営・浄土真宗本願寺派願壽寺僧侶)
イラスト
yoshino
田中 紀
以上
定価2,420円(本体2,200円+税10%) ISBN978-4-904363-90-4
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