☆ 第102~106回国家試験問題全文掲載 解答・解説付き
☆ 第106回国家試験問題出題基準別「出題テーマ一覧」
ここがポイント 助産師国家試験突破のコツ
Try!! 予想問題で挑戦!
ここだけは覚えておこう!で完全国試対策
・新出題基準準拠 5肢2択問題を大幅に採用
・過去問の徹底分析による全出題分野より精選
編集・発行:助産師資格試験研究会
ISBN 978-4-904363-99-7
定価 本体4,000円+税
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助産師を目指す皆さんへ
我が国の昨年の出生数は80万を割り込んでしまいました。国を挙げて少子化対策が進められています。政府は少子化対策の一つとして出産費用の保険適用検討する方針を出し、2026年を目途に議論が進められるようです。そして、出産育児一時金は4月から50万円に引き上げられました。これらの少子化対策は産むことを選択している人に対するもので、産む世代の女性や家族のニーズまでを見据えた対策には届いていないように思います。少子化の根底ある「産まない選択をする女性やカップル」への視点を強化する必要があります。「なぜ産まないのか、どうしたら産もうと思うのか」を追求し、そのことへの施策を検討することが喫急の課題と言えます。
その一つとして、未来の親になる思春期からの教育の中で「子供を産み育てることの素晴らしさ」「母という存在は誰にも変われない貴重な存在であること」を、熱く語り、自ら子供を持ちたいと思えるような教育を推進していく必要があります。「プレコンセプションケア」の推進が叫ばれています。人生における出産・育児の喜びや達成感など経験しないと分からないものです。ある母親が、「子供ができると外国旅行に行けなくなると思っていたけど、子供が生まれたら、外国旅行なんて行きたいとも思わないから不思議」と、言っていたことを思い出します。日本の少子化対策、助産師として、真剣にその対策を考えていきたいものです。
今年は、ICM(国際助産師連盟)の学術大会がインドネシアのバリ島で6月11日から開催されます。皆さんがこの本を手にされる頃にはその成果が報道されていることでしょう。私も、2019年のニュージーランド以来の海外旅行になります。これまでほぼ毎回ICM大会に参加してきましたが、今回は、コロナワクチン接種証明書の持参や入国ビザの取得などがあり、また、異国で感染する可能性もゼロではないため、少し緊張しています。課題の登録は昨年の6月に済んでいるので、急いで発表資料を作りました。世界中から参加してくる多くの助産師たちと、助産師の現状や未来について語れることを期待しています。
皆さんは、授業が進み、学内演習、そして実習と熱い夏が待っています。助産師国家試験対策として、今年も予想問題集をお手元にお届けします。この本を手にされた皆様が来春は助産師として輝くしくスタートされることを心から祈念しております。
助産師資格試験研究会代表
齋藤益子
(関西国際大学助産学)