◆過去問5年分(103~107回)国家試験問題全文掲載
◆厚生労働省発表 令和5年版 助産師国家試験出題基準全文掲載
◆出題基準 基礎助産学 助産診断・技術学を妊娠・分娩・産褥・新生児期ごとに編集
◇新出題基準準拠 5肢2択問題を大幅に採用
◇過去問の徹底分析による全出題分野より精選
◇106~107回国家試験問題出題基準別「出題テーマ一覧」
ここがポイント 助産師国家試験突破のコツ
Try!! 予想問題で挑戦!
ここだけは覚えておこう!で完全国試対策
103~107回 国家試験問題 解答と詳しい解説付き
ISBN 978-4-911097-05-2 C3047
定価 本体4,400円+税
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第107回助産師国家試験の合格率は98%でした。昨年の95%より少し高くなっています。助産師の資格試験は毎年95%以上の合格率です。これは試験の難易度が低いからと思われそうですが、決してそうではありません。助産師教育は、それだけ各教育機関が助産師を目指す学生に対して一定の目標を目指して教育しており、わが国の助産師教育のレベルが高いことを示しています。全国助産師教育協議会という組織があり、様々な側面から助産師教育について検討しています。助産師になるための教育は、厚生労働省で内容が規定されており、助産師養成所指定規則で細かな基準が示されています。また、助産師国家試験出題基準も作成されていて、一定の教育を受けた者でないと受験することが出来ません。
養成所指定規則の中に「分娩介助一人10例程度行う」という文言があります。この分娩介助という実習は、少子化進行中のわが国で実施するには容易ではありません。昨年の出生数は75万8631人でした。助産師国家試験を出願した新卒助産師学生は2,080人でしたから、一人当たりに換算すると365人で、その中で10人なので、いとも容易に介助できる筈ですが、出産施設の偏在やハイリスク妊産婦の増加、妊婦本人の了解が得られてタイミングよく学生が立ち会える事例は限られます。しかし、この実習を乗り越えた学生は心身ともに逞しくなり、助産師の香りがするようになるから不思議です。
今年も初夏の日差しの中で、助産演習をしながら実習に向けて頑張っている皆さんの背中が見えます。短い期間ですが、健康に気を付けて頑張ってほしいものです。国家試験対策として、今年も予想問題集をお手元にお届けします。この本を手にされた皆様が来春は助産師として輝かしくスタートされることを心から祈念しております。
令和6年5月10日
助産師資格試験研究会代表
齋藤益子
(東邦大学名誉教授)